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所沢市のメンタルクリニック。うつ病を専門に診ているクリニック。航空公園クリニックです。

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統合失調症 Schizophrenia

統合失調症

 統合失調症はおよそ100人に1人程度で思春期・青年期に発症する、幻覚・妄想や感情の平板化(自然ないきいきととした感情がなくなる)などの症状が特徴的な疾患です。
原因は解明されていませんが、脆弱性−ストレスモデルが提唱されています。脆弱さ(生まれながらの脳の構造・働きの微妙な異常によりストレスに対する脆さや神経過敏さ)があり、思春期・青年に社会的なストレス要因(進学・就職・結婚など、身の回りの環境の大きな変化など)に誘発され発症すると考えられています。
(症状)陽性症状と陰性症状に分けることができます。
 陽性症状で典型的なのは「幻覚」と「妄想」です。「幻覚」とは実際にないものをあるように感じる事です。最も多いのが幻聴で自分の悪口や命令が聞こえてきます。実際の声のように聞こえたり、頭の中で聞こえる事もあります。しばしばその内容は自分に批判的です。その幻聴に対して笑ったり幻聴と対話すると、周囲からは突然笑ったり、独り言を言ったりするのが奇妙に思われます。「妄想」とは明らかに誤った内容を信じていて、周囲が訂正しても受け入れられない状態の事です。「誰かに見張られている、尾行されている、盗聴されている、自分の噂をされている、自分のことが放送されている」などの被害妄想が典型的ですが、「天皇の子孫である、イエス・キリストの再来である、発明王である」といった誇大的な妄想もでることもあります。また「脳が腐っている、癌になっている、腸がとけている」などという身体に関する妄想もみられます。
 陰性症状とは「健康な人に備わっている意欲・感情・自発性などが損なわれている」症状です。仕事や生活面での意欲が無くなるので一日中ごろごろしていても退屈を感じなくなります。喜怒哀楽に乏しくなり、身体の清潔を保たなくても無関心になり自分の世界に閉じ込もり家からほとんど出なくなったりします。
(治療法)
治療は薬物療法と心理社会療法の二つを組み合わせて行います。
 薬物療法の中心は第二世代の抗精神病薬です。それに加えて補助的に抗不安薬や睡眠導入剤を併用することもあります。再発しやすい疾患なので、症状が安定したからといってすぐに薬を減量・中止するのではなく慎重に減薬しその人に合った最小量を長期に亘り服用していくことが大切です。
 心理社会療法は病気との付き合い方や生活の質を上げる訓練を行うものです。精神療法や生活技能訓練、コミュニケーション訓練を行いながら生活機能の回復を行います。

Koukuhkouen Clinic航空公園クリニック

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